あぁほら。

体中の機能が停止して。

どんどん指の先から腐り落ちていって。

何一つ存在しなくなって。

時は過ぎて 僕は思い出になって そして消える。

それが 死なんだ。




+++永遠+++




「知ってる?ゴローちゃん、人間ってさ、全ての人がその人の存在を忘れた時、
 その存在を否定した時、完全に死を迎えるんだって。」



「…?」



そう、俺が死んだら。

ゴローちゃんはやがて新しい道を歩き、

そして幸せになったその時、俺の存在は泡のように消えてなくなるんだ。



「つまり、永遠の命を手にしたとしても、誰からも存在を否定されたら
俺は死んでるのと同じ事なんだって。」



俺は死にたいとは思わない。

しかし、永遠を手にしたとしたら 死より、苦しい事なのかもしれない。



「…。」
「その前に俺が死んで、この戦いも終わって、時が普通に流れ始めた瞬間、
俺は死ぬんだ。」



「…そんな事はありません。」
「えっ?」
驚いてゴローちゃんを見上げるとゴローちゃんは強い口調で言った。
「俺は先生が負けるはずはない、と信じています。
…そしてたとえ記憶の中だけの存在になってしまっても

俺はあなたの事を 忘れません。」



息が詰まった。

彼の瞳はまだ俺を見つめていて。



「ゴローちゃんは…優しすぎるよ…。」
何も聴こえない。
情けないぐらいに声が震えた。
「俺は先生に…生きていて欲しいです。永遠じゃなくても…。」
頬を温かいものがつたった。
それを拭うこともできずただ突っ立っていた。



その時、そっと抱きしめられた。
「泣かないで下さい…先生…。」
温かい。
その温かさに溶けてしまいたいと思った。




やがて僕の体は力を無くし土へと還る。

何も考えずに 何も遺さずに。

その意味は無い。

始まる全てには終わりがある。

ただ それだけで。





永遠という存在が 悲しかった。




訳わかんないよぅ(p_q)
痛いよぅ。(p_q)
海之書きたいのに…(p_q)
ちきしょう!身長188越えのか弱き小鳥がっ!!(笑)
。・゜・(ノД`)・゜・。
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